FX取引とは これから始める方に分かりやすく解説します

FXとは FX入門編

FX取引とは、一番多いのは日本円で外国通貨(ドルやポンドなど)を買い、値上がりしたところで売るとその差額が利益になるパターンです。

外貨建て預金と何が違うかというと、FXをやる方は数分から数時間の短期売買で少額の利益を積み重ねていくやり方が大半だと思います。

なぜなら、1ドルが2025年7月13日現在は147円ですが、160円から147円になるまで1年以上かかりました。この差額は13円です。1万通貨単位(160円×10,000=160万円)かけても、利益は13万円にすぎません。長期では利益が少なすぎます。

短期売買なら、147.000円を1万通貨単位持っていて、これが147.200円になったとき売れば、差額の0.2円×10,000=2,000円の利益が出ます。

これを1日1回でもやれば、1カ月で2,000円×30=6万円の利益になります。

1年では72万円の利益になります。

短期売買で少額の利益を積み上げていく方が、手元に残る利益が大きくなるのが分かります。

これが多くのFXトレーダーがやっているやり方と思います。

簡単に言うとこうなりますが、実際には少なくても次のようなこと知らずには取引自体ができませんし、稼ぐことは偶然以外では難しいと思いますのでどうしても知識は必要です。

取引は通貨単位で行われる

多くのFX取引所(FX業者)では、1000通貨単位が一般的です。

1ドル147円だとすると、1000通貨単位のFX業者では、ドルを買うときに147円×1,000=147,000円が最低単位になります。この金額が証拠金として口座に入っている必要があります。

買う量は、1000通貨単位、2000通貨単位というふうになり、1500通貨単位という買い方はできません。

※最近では1通貨単位で取引できるFX業者(取引所)も出てきました。1通貨単位なら自由に数量をきめることができますね。

以前は1万通貨単位が一般的でした。1万通貨単位だと、147円×10,000=147万円が最低単位になります。147万円の証拠金が必要です。1万通貨単位、2万通貨単位というふうに買う量を決めます。

1万通貨単位で買ったときに持っている通貨の量を1Lotとあらわします。2万通貨単位で買い約定した時は、2Lot持っていることになります。

1000通貨単位の業者(取引所)で1ドルを147円で買うと、147円×1,000=147,000円の証拠金で済みます。これは0.1Lotの量です。

FXが決済されるタイミング 為替差金取引と言われる理由

これが株式売買や暗号資産売買と大きく異なるところで、FXでは最初の「買い」または「売り」のときにはお金が決済されません。

最初の「買い」で、1ドルを1000単位購入しても、口座残高は減りません。

この買いポジションを「売り」約定した時に、差額が決済されます。

FXは、「買い」で始めたときには必ず「売り」が、「売り」で始めたときは必ず「買い」をすることが必要で、この反対売買をした時に初めて決済されます。

※買いまたは売りのポジションを長く持ち続けることもできますが、それは外貨預金でもできることで、短期間で利益を出すことはできません。

決済の内容は、1ドルを147円で「買い」149円で売れたとすると

差額は(149円×1,000)ー(147円×1,000)=2,000円の利益が出て、口座には2,000円が追加されるだけです。

もしも、147円で買い、145円で売ったとすると

差額は(145円×1,000)ー(147円×1,000)=マイナス2,000円の損失が出て、口座からは2,000円が差し引かれるだけです。

このように反対売買の時点で決済され、利益か損失の差額だけが口座に反映されます。

証拠金を入金するとは

FX取引では、最初の「買い」や「売り」の時点ではお金がかかりません。それは将来の「売り」や「買い」といった反対売買が予想され、その時に決済が行われるためです。

でも、「買い」にしても「売り」にしても、その金額相当の残高を口座に持っていなければなりません。

これを「証拠金」と言います。

言い換えれば担保です。

1ドルを147円で1000通貨単位買うときは、決済はされませんが口座には14万7千円がなければなりません。これは売りから入るときも同じです。

つまり、実際には14万7千円が口座から引かれるわけではありませんが、担保としてその同額を口座に持っている必要があるのです。

レバレッジと証拠金の関係

FX取引では「レバレッジ」取引ができます。

レバレッジは国内のFX業者なら最高で25倍までと決まっています。

この意味は、10万円の証拠金残高があれば、最大でその25倍の250万円までの取引ができることを意味しています。

1ドルを147円で1000単位買うときは、147円×1,000=14万7千円の証拠金残高が必要ですが、残高10万円なら自動的に1.47倍のレバレッジが効いて、147,000円の取引ができるのです。

利益が出たら利益も1.47倍ですが、損失が出たらそれも1.47倍になるので、できればレバレッジはできるだけ使わないか、極力小さなレバレッジにする方がいいです。

言い換えれば、レバレッジの倍率は証拠金残高次第ということができます。

 

それでは実際にFXの売買の方法を解説していきましょう。

 

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